あなたへのラブレター

パートナーが「がん」になりました。

滝を見た|2022年1月3日|D30

世界が終わったかのように感じた先月。

 

少しずつ冷静になって、周りを見渡せるようになってきた。

 

すると、もっともっと苦しい、辛い、そんな状況にいらっしゃる方々が目に入ってくるようになった。

 

余命が2ヶ月だとか。ステージ4でシングルマザーでだとか。本当に色々。

 

そして、そう言った方々のなかに、それでも懸命にポジティブに生きていらっしゃる姿を見せて下さる方々がいることにも気づいた。

 

あなたとわたしは、まだまだひよっこどん底ではない。

 

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今日は、あなたが森林浴をしたいと言ったので、養老渓谷に行った。

 

粟又の滝を二人で見た。

 

急な坂道を登り降り。あなたが退院したての頃は、少し歩けば息が上がっていたけど、すごい回復。筋肉痛はとても大変そうだけど。

 

幸運なことに天候はとても穏やかだった。

 

午後の冬の光はとても穏やかで静かだった。

 

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小腹が減ったので、養老渓谷からの帰り道にセブンイレブンによった。

 

おにぎりと卵焼きを買って、車の中で二人で食べた。

 

ただそれだけなんだけど、とても楽しかった。

 

話をしたなかみも覚えてない。どうでもいいことだと思う。

 

渋滞に巻き込まれた。

 

でも、本当に楽しいドライブだった。

 

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ただ、ドライブして帰ってきただけだけど、幸せを実感した一日だった。

 

あなたもなんだか生命力が戻ってきたというか、少しポジティブな感情が増えてきたみたいで嬉しい。

 

いい日をいただき、ありがとうございました。

 

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献立は記憶の彼方・・・