Run Lola Run 1998 | 20211203
烏森神社で「がん封じ」お守りを渡すことができた。
検査中に、いつも明るい技師さんが急に無言になって画面とにらめっこし続けている、とあなたからLINEのメッセージが来た。
ここ数日の心の中の大波も落ち着いてきたそんなタイミングだった。わたしは、そのときカフェで作業をしていたのだけど、心臓の鼓動がおそろしく早くなるのを感じた。
なんかその瞬間に「神頼み」って言葉が浮かんだ。
天命を待つために、人事は尽くしたのかって。どんなに馬鹿げたことであっても、自分なりの人事は尽くしたのかって。
そういえば、「がん治療」にご利益のある神社とか、そんなことすら調べていなかったことに気づいた。スマホと意思さえあれば、ものの5秒で調べられるのに。
調べると「烏森神社」が有名だと知った。なんとしても「癌封じ」のお守りを今日中にあなたに渡したいと思った。
この時点で16時。公式サイトを見ると16時半までは購入ができそうだった。
新橋駅についた時点で16時25分。5分前だ。
地上に出るまでは歩いていたのだけど、なんか走らないとだめだと思った。
そして、走って間に合えば、がんは絶対に良くなる、運命は変えられる、なんかそんな気持ちになった。根拠も何もないけど。
ということで、無事に間に合い、冒頭の通り、おまもりを渡すことができた。喜んでくれて嬉しかった。